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Column01:taviiがオーガニックサロンとして大切にしていること:


taviiは2012年8月、オーガニックサロンとしてオープンしました。でも結局、胸張って本格的なオーガニックサロンとして名乗れるようになるまで4年ほどかかってしまいました。


なぜかというと、あくまでも”オーガニック”というのはヘアーケアのみで、それまで私達自身の生活に”オーガニック”というライフスタイルが現実的ではなかったからです。

あることがきっかけでした。


息子が1歳になった頃の冬、首の後ろがとてもカサカサしていて痒そうにしていました。気になってはいたけれど少しずつ掻き壊すようになり、とうとう皮膚科にかかることになりました。

私、皮膚科のお医者さんて苦手なんです。私自身、手荒れのせいで何度もいろんな皮膚科に行きました。どの先生も私が美容師だと言うと、目も手も見てくれず『では薬出しておきますね。』とそれで終わりで、誰一人として、私の手荒れのために考えてくれる先生はいませんでした。(むしろ美容師やめろと冷たく言われたり・・・)

そして息子、結局お医者様には「アトピーだね。」と一言言われて、ステロイドやワセリンを処方されました。

アトピーだなんて...ずっと薬に頼っていかなくてはいけないのか??納得がいかず、そこからアトピー関連の本を読んだり、ウェブサイトで情報収集したり・・・とにかく必死でした。情報も様々でした。

私が辿りついたのは、出来る限り添加物を排除していく生活でした。当時はまだ授乳中だったので私も『脱、添加物』生活が始まりました。(ついでにパパもです。)

食事は手作り、無農薬や減農薬の野菜をさがして、調味料は自然な物を選んでお菓子やジュースもできるだけ市販のものはやめていきました。

服を洗う洗剤や柔軟剤も洗濯石鹸やクエン酸を取り入れナチュラルクリーニングにしていきました。

ステロイドやワセリンは使わず、オーガニックの物や肌荒れに良いとされるハーブを配合したクリームを使ったり・・・一時は考え方もストイックになりすぎて、物選びが慎重すぎて大変な時もありましたが、少しずつ息子のアトピー症状も穏やかになり、何より私自身の長年悩み続けていた手荒れがどんどん良くなり、サロンワークや主婦業も随分楽になり気持ちまで穏やかになっていきました。


そこで考えついた答えは”どんな良いものを使うか食べるかではなく、どれだけ悪いものを使わないか食べないか。”

という事でした。


健康があり、その上で美しくなることができるのです。


それからは我が家のオーガニックライフが本格化してきたわけですが、”オーガニック”って部分的には成立しないんですよね。もうLIFEそのものです。人生、生き方、考え方まで関わってくる。買い物する場所も物も、生産の背景までも考える事。

だから、taviiが取り扱う商品や使う物も、ものすごく調べて納得した物だけに絞っています。そこは本当に大切にしています。

子育て中に思わぬ経験をしたおかげで一つ、taviiが本格的なオーガニックサロンに近づくことができました。


今、息子は7歳になり自分の意思で「ベビースターが食べたい。」「ファンタ飲みたい。」とか言ってきたりしますが、そういうものを摂取することで自分もあとから辛くなることも理解してきているので、それでもいいならと与える時もあります。

子供たちが大きくなるまでは私たちのオーガニックライフに付き合わせて、物選びや考え方も伝えていきたいと思います。


そう、taviiがオーガニックサロンをしていく上で大切にしていることは、単純に私たち自身がオーガニックライフを実践しオーガニックなブランドやお店で買い物をしているというごくごく単純な事です。そこから健康や美容について、環境や社会問題についていろんなことを感じ、学んでいます。


その上でお客様への美しさの作り方や提案の仕方も見えてきます。 

オーガニックの良さを知っているからこそ健康的な美しさと心地良さをご提供することができます。

そして何より、痒みで眠れなかった時に塗ったカモミールやラベンダーのクリームの気持ち良さ、心地良さ、自然がもたらしてくれる最高なプロダクトや知識をたくさんの方々に伝えていきたい!と思っています。


そしていつか、ヘナの他にもカラーをはじめパーマなど化学に頼り切っている薬剤も、ほぼ植物や自然にある物でスタイルが作れるようになる日が来るようにと日々、研究しています。


私たちはオーガニックサロンとして先頭に立ってナチュラルライフを実践しています。まだまだ発展途中ではありますが、美容の他でも日々の生活でのお悩みも一緒に考えていけたらなと思います。


※あくまでアトピー治療に関することは私個人として感じ、行動した事ですのでご理解いただき頂きますようよろしくお願いいたします。




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